キャッシュバック

投稿日:2019年12月03日(火)

分解力




アメリカで携帯電話の新規契約をした時のことです。

 

当時、有名ハリウッド女優を広告に起用していた携帯キャリアを選びました。
ショッピングモールに行くと携帯ショップのようなお店が沢山あり、その中から、「100ドルリベート(100ドルキャッシュバック)」を謳っていたお店を選び、携帯端末を物色しておりました。

アメリカを代表する企業の一つでしたが、現在は中国企業となっているM社の折り畳み端末を選び、100分かけ放題の月額29.99ドルのプランで契約するつもりでした。

後は契約のみ。という段階で、
「100ドルのリベートもらえるんですよね?」と質問すると、

 

「100ドルリベートは、月額39.99ドルのプランを契約する必要があります。」とのこと。

ちなみに、プランの違いは、かけ放題の時間の違いのみです。
そもそも、キャッシュバックを目的にそのお店を選んでいたこともあり、どうしてもキャッシュバックが欲しいという衝動を抑えることができず。。。

 

「では、月額39.99ドルのプランでお願いします。」

 

契約を終えると、その場で100ドルの小切手を受け取りました。

 

漠然とした違和感がありましたが、その違和感が何かを理解するまで、しばらく時間がかかってしまったことを憂いております。
自分の電話の使用頻度を考えた時、明らかに月額29.99ドルのプランで充分でした。
月に100分電話することは殆どなく、余った分を次月に繰り越せる訳でもなく。。。

 

ある日、やっと気付くことができました。
月々10ドルを1年間。合計120ドルは不必要であり、100ドルのキャッシュバックのために、その必要のない120ドルを支払ったことになります。
キャッシュバックをもらわずに、29.99ドルのプランにしていれば、20ドルを無駄にせずに済んだという話でしょう。

 

このことに気付いてから、特に、日本に戻ってからは、「キャッシュバック」という単語を疑うようになりました。
100ドル得るために、120ドル支払うことになっていないか。。。
携帯電話に限らず、継続的に利用するサービスは、複雑なカラクリになっていることが多々あり、目先の「得」のために、「損」をしていないか。。とても敏感になってしまいました。

 

お陰様で、最近は「損得勘定」という概念が薄れてきており、必要かどうか、価値があるかどうか、というような「基準」がハッキリしてきたように感じております。

 

契約から一年経過してすぐ、プランを変更しました。

 



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