試練に直面する従業員

投稿日:2020年01月09日(木)

創造力




「働き方改革」、「副業解禁」など、働く人々にとっての環境が変化しつつあります。

少なくとも、今までの「常識」とは違う「常識」が創出されようとしています。

いわゆる過渡期だと思います。

 

労働組合の勢いもなくなりました。

最近、よく耳にするのですが、

「今だけ 金だけ 自分だけ」

も、美しい言葉とは思えません。

「蟹工船」よろしく、「労働者から搾取する経営者」という図式も全く違う話だと思います。

 

10年ほど前、最大手航空会社が破綻いたしました。

90年代の金融機関の破綻の際もそうでしたが、

「大企業が潰れるはずがない。」という神話が崩れました。

この神話、ある方が、面白いことを仰ってました。

「潰れるはずのない会社が潰れるのではなく、潰すはずのない会社を潰した。」

最悪の場合、国家は、大企業であろうと切り捨てるのだということを証明した破綻でした。

 

「思考は現実化する」、「実現できない夢はない」

夢を抱いて、それを実現するために生きている、若しくは生きていた沢山の偉人の方々が存在する中、夢や希望を持たず、「安定」を求めて生きている人が沢山います。もしかしたら、殆どの人が、「安定」を望んでいるのかもしれません。

 

安定した生活を前提として、「短い労働時間で高収入」を望む。

今までの常識が通用しない、「VUCA」の世界で、それを望むのは、少し乱暴に思えてなりません。

 

経営者と従業員には、絶対的な違いがある中で、絶対的に同じと考えなければいけないことが多々あると思います。

どちらも、自分の人生を生きるために仕事をしています。

どちらも、自分の幸福を求めて生きています。

 

「好きなことを仕事にしなさい!」

巷でよく耳にする話ですが、好きなこととは?逆に、嫌いなこととは?

そのようなことを考えたことがある従業員が、どれだけいるのだろうと疑問に思うことがあります。経営側は、従業員の幸福をどれだけ考えているのだろうかという疑問もあります。

 

「会社は、社員の幸福のために存在する」と仰っている経営者のお話を聞いたことがあります。

 

経営者は、従業員一人ひとりの幸福を踏まえた上で、楽しく働いてもらえる環境を提供できているのであれば、「夢を現実化するためにどうするか。」を自分自身で考え、行動することが、従業員に直面している試練ではないかと考えます。

良いキッカケとして、働き方改革があるように感じます。

 

ケネディー大統領の有名な

「国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何ができるか」

を拝借して、

「会社があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが会社のために何ができるか」

若しくは、

「社会があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが社会のために何ができるか」

が問われており、その答えを模索しながら、幸せな人生を送り、その人生の一部に仕事があるのではないかと、僭越ながら。。。

 



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