投稿日:2021年03月19日(金)
創造力
「物事はできるかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルすぎてもいけない」
ドイツの物理学者 アインシュタインの名言です。
「シンプリファイ」という書籍があります。
「価格」のシンプル化と「プロポジション」のシンプル化についてまとめられてました。
複数の世界企業の成功例を基に、シンプル化の必要性を勉強できる書籍です。
世の中、ある意味「シンプル」に回っているような気がしております。
シンプル化を試みた誰かによって、シンプルに回るようになったのでしょうか。
理に適った方法が、シンプルだったからなのでしょうか。
人間関係などは、複雑に絡み合うことがありますが、それはまた別の話なのでしょう。
一見、シンプルに見える世の中。
何となく、辿り着いた方法が、シンプルだった。
そんな風に考えるべきなのか、悩んでいるところではありますが。。。
今年に入ってから、相当数の企業のサイトを閲覧した。
その目的は割愛するが、業種を問わず、様々な企業のサイトを拝見した。
ほとんどの企業サイトに共通する部分があり、共通する部分に焦点を当てると、「シンプル」と解釈できるような気がする。
デザインについてではなく、発信されている内容に共通する部分が沢山ある。
例えば、ページ構成が、ほぼ共通してる。
トップページ、企業概要、事業内容、採用情報、お問い合わせなど。。。
例外がないと断言して良いと思えるほど、皆同じようなことを発信している。
特に、業種が同じであれば、他社との違いを探すのが難しいと思う程。
経営者が違う。
設立年がちがう。
従業員数が違う。
そのような違いしか感じることができない。
ホームページだけを見ていると、複数の同業者が、1つの組織としてビジネスを行った方が良いのではとも思わされる。
ホームページで発信する内容は、ある程度決まっているのかもしれない。
多分、「シンプル過ぎる」内容に落ち着いているのかもしれない。
今や、ホームページは、企業の広告としての役割を担っている。
斬新なデザインの要否は別として、最低限、良い印象を与えることができる見た目、内容が求められるような気がする。
様々なホームページの閲覧を通して、シンプル過ぎない「シンプル」とは、何なのかを考えさせられた。
「他との違い」をシンプルに表現する方法はないだろうか。
そんなことを考えているときに、この名言に触れる機会に恵まれた。
世の中の常識の中で、理に適っていないと感じることは、「シンプル過ぎる」からなのかもしれない。
「シンプル過ぎる」という単語は、「単純」に置き換えて良いような気がしている。
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