投稿日:2021年03月22日(月)
創造力
「既存のアイディアを組み合わせることで、それまでになかったものが生まれる」
アメリカの成功哲学者 ナポレオン・ヒルの名言です。
AI、IoTなどの新しいテクノロジーにより、新しいサービス、商品が生まれております。
斬新な、画期的なアイディアは、どのようにして誕生したのかが気になったりします。
頭の良い人たちが、頭の良い人たちだけで集まって、頭の良い会話の中から生まれたのだろう。
そんな風に片付けてしまうことがあったりもします。
考えてみたら、「そんなことで?」と思わされるヒット商品が、今まで沢山あったことに気付かされます。
そのほとんどが、ちょっとしたキッカケから生まれたものであることも、結構有名な話ではないでしょうか。
コンピュータに関しては、「数学」という「既存」の概念から生まれたものであり、頭の良し悪しは、特に関係ないような気がしております。
それまでになかったものを生み出す術は、足元に転がっているようなかがしておりますが。。。
デジタル化によって、便利な生活が可能になった。
ほぼ万人が、デジタル化の恩恵を受けていると思う。
今まで当たり前と思っていたことが、別の当り前を生み出し、便利な世の中になったという実感がある。
IT企業は、「便利」を売るという側面がある。
ソフトウェアの開発により、様々な便利さを提供している。
ただ、ポイントとすべく点は、ソフトウェア開発のための技術力ではないような気がしている。
既存のサービスをIT化するというのが、ポイントではないだろうか。
タクシーの配車サービス、民泊サービス、デリバリーなど。
「それまでにあったもの」をITを駆使して、「それまでになかったもの」に変えている。
技術的にできるできないを問われることがある。
多分、技術的にできないことはないと断言できるほど、様々な技術が進歩していると思う。
問題は、その技術を活用して何をするかではないような気がしている。
「何をするのか」が問題で、何をするか次第で、活用できる技術が違ってくる。
AIについても同じであると考える。
AIを活用して何をするかで進めて行くと、AIは必要ないという結論に至る筈。
何をするかが決まったとき、AIを活用できるかどうか、議論されるところではないだろうか。
日々進化する技術力が、「それまでになかったもの」を生み出すのではなく、それまであったものをどのように進化させるかによって、「それまでになかったもの」を生み出すのではないだろうか。
既存のサービス、商品を組み合わせることにより、技術力が、活かされる場面が訪れるとの確信がある。
ほとんどの新しいものは、既存のものから導かれたものである。
この名言により、そんなことを思わされた。
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