投稿日:2021年05月09日(日)
表顕力
「他人を感動させるには、人と違った気配りを見せることです。」
米国の教育家・牧師の格言です。
「人と違うこと」を模索する故に、「差別化」がキーワードとして用いられます。
同業他社との比較で「差別化」を試みる場合が、多いのではないでしょう。
他との違いを強調し、他よりも優れている点をアピールしたりします。
「我々は、他ではできないことができる。」
「我々は、他でやっていることをより良くしている。」
セールストークでよく耳にするフレーズではないでしょうか。
「他との「差別化」を目指して努力をする。」
皆が考えるプロセスに、「人との違い」を感じることができないのは、僕だけなのでしょうか。
「差別化」のためのアプローチは、「人とは違う」スタート地点から始める必要があるような気がしておりますが。。。
自己啓発、スキルアップ、起業、マーケティング、、、世の中には、様々な内容のセミナーが開催されていたり、書籍が出版されている。
必ず、セミナー講師、著者の経歴などが紹介されている。
セミナー講師、著者の経歴の中で、ポイントとされている要素がいくつかあるような気がする。
大企業での勤務経験、今に至るまでのクライアント数、公職の有無、そして実績。
誰一人として、同じ経歴の人はいない。
中学を卒業して社会人になった人もいれば、大学院まで進んでいる人もいれば、主婦だった人もいれば。。。
経歴が違うのであれば、やり方、考え方が違って当然だと思う。
それでも、皆、実績がある。
アプローチが違うにも拘らず、「実績」という結果は、「突出している」という意味で同じと解釈できる気がしている。
数ある「人と違った気配り」の方法は、「他人を感動させる」結果に至り、「実績」となるのだろう。
「アプローチの違い」がありながらも、皆、「他人を感動させる」ことができているのであれば、そもそも、「同じアプローチ」で進んでいるのではないだろうか。
異なったアプローチの中に、共通点はないのだろうか。
生まれも、育ちも、受けた教育も、経験してきたことも違うのであれば、何もかも違う筈。
何もかも違うのであれば、結果も違う筈なのに、皆、「他人を感動させる」ことができている。
共通点は何なのだろうか。
最近、その共通点が、わかったような気がしているが、定かではない。
漠然としたものであれば、「目標がしっかり定まっている。」、「自己肯定感が高い。」、、、そのような共通点があるのだろう。
が、それだけでは説明ができないような気がしている。
もっと、具体的なものが存在していると確信している。
「人と違った気配り」とは、「自分にしかできない気配り」、「他の人ができない気配り」なのだろうか。
この名言により、巷間よく耳にする「差別化」という単語について考える機会を得ることができた気がしている。
「人と違った気配り」とは、「他の人がしない気配り」なのではないだろうか。
投稿日:2021年01月30日(土)
「The person who reads too much and uses his brain too little will fall into lazy habits of thinking.」 ドイツの物理学者 […]