WordPress

投稿日:2019年12月23日(月)

分解力




「ウェブログ」という単語が市民権を得たのは、2005年頃、僕が日本に戻ったころかと思います。

当時は、「Movable Type」というCMS(コンテンツ管理システム)として普及し始めておりました。不動産の物件情報などもCMSを活用して構築されているサイトが増え始めておりましたので、デザイナー、プログラマーは、Movable Typeのカスタマイズスキルを求められていました。

ただ、ライセンスを購入する必要があったこと、ホームページを更新する際に手間が掛かったことが、Movable Typeのデメリットでした。

 

CMSが当たり前になってから間もなく、「WordPress」という製品が登場しました。

これは、ライセンスを購入する必要がなかったことや、世界中のエンジニアが知恵を出し合ってアップデートを繰り返していくという方法で開発していたため、常に最新のバージョンを利用できるというメリットもありました。

 

僕は、日本に戻って間もなく、「WordPress」の存在を知りました。東京では、メジャーになっていたのかもしれませんが、札幌では知っている人が殆どいなく、代理店などにWordPressで作成したサイトを実績として見ていただく際、「Movable Typeで制作したのですか?」と聞かれることが多々ありました。

当時、デザイン会社や代理店は、基本的にデータベースなどの技術的な部分に明るくなく、プログラマーやエンジニアに丸投げする傾向にありました。

ある日、NPO法人のホームページを作成を依頼されたNPO法人の担当者の方と、そのNPO法人が主催するイベントなどのフライヤーを作成している広告代理店の方と何名かで、雑談をしていたときのことです。

そのNPO法人のホームページの話になりました。ホームページの管理画面を見ながら、

「これは、Movable Typeですか?」という質問に、

「いいえ。WordPressですよ。」と答えました。

 

やはり、代理店の方々には、初耳だったようです。

「へぇ。。。そんなのがあるんだ。。。」という感じのリアクションでした。

 

「これは、ライセンス料はかかるんですか?」と聞かれましたので、

「いいえ。かかりませんよ。」で会話は終わったと記憶しております。

 

それから、一週間位経ったこ頃だと思います。僕の事務所に電話がありました。その時の代理店の方からでした。軽い挨拶を終えると、

「別の案件で、WordPressを使うことになりました。クライアントからWordPressで制作して欲しいと言われたので。。。」

その瞬間、「嘘だな。。代理店でも知らない話をクライアントが知っているわけないでしょう。。。」と感じたのです。

「データベースの設定はどうしたら。。。設定は難しいですか?」など、いくつか質問を受けたのですが。。。要するに、諸々初期設定をやって欲しいということだったのだと思いました。

 

当時は、データベースを使用しない形で機能させることができましたので、「WordPressは、テキストファイルでデータの管理ができますよ。」というようなことをお伝えしたと思います。

当時思ったことも、今振り返って考えることも同じなのですが、

「初期設定をお願いしたいので、見積もりをお願いできませんか?」

という一言があれば済む話だったと思っております。

 

この件に限らず、軽い気持ちで何かをお願いしてくる人が、僕の周りに沢山いたように思います。

僕自身が、そのような軽い気持ちで人と接していたのだと解釈しております。

あくまでも、僕自身の問題であるという前提で、僕自身の仕事のスタンスを180度変えました。

 

お陰様で、最近は、相手を尊重してくださる方々に恵まれて来ております。

 



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