投稿日:2020年02月04日(火)
表顕力
アメリカのトーク番組司会者で、番組プロデューサーでもある方が、スタンフォード大学の卒業式にて、スピーチを行いました。
そのスピーチの中で、
「あなたは、より自分らしくなったのよ。」
と知人に言われたことをお話しされていました。
「あぁ。。。自分らしくかぁ。。。なるほど。。。」
と思うと同時に、
「ところで、僕は自分らしいのだろうか?」
「ところで、自分ってどういう人?」
「ところで、自分は何処を目指してるの?」
「ところで、、ところで、、」
と、自問の応酬が始まりました。
考えることもなかったことを考える「キッカケ」となったスピーチでした。
2008年のスピーチです。
僕は、それを10年経って初めて拝聴したことになります。
コンサルタントの先生のセッションの中で、「人生の棚卸」を行いました。
棚卸のためにやることをメールで知らされたのですが、
「書きたくないことは、書かなくて結構です。」
という一文が、今でも忘れられません。。。
「ん?書きたくないことこそ、書かなければいけないのでは???」
と思い、意味があるなし、必要があるなしは関係なく、当時のことを思い出し、全てを書き出しました。
忘れていることもあるように思いますが、思い出せる全てを書き出しました。
当時のことを思い出すことで、「過去の自分」から、色々なことを気付かせてもらいました。
「Connecting the dots.」
過去の出来事を「点」として拾い、それらを線として繋げていきました。
「線」として繋げる過程で、少しずつ、「自分らしさ」が見えてきました。
自分の長所、短所を、他との相対的なものとしてではなく、絶対的なものとして、まとめ上げました。
まとめたリストを眺めながら、
「了解。僕は、こんな感じですね。」
それからは、自分に必要のないモノ、コトなどの整理を行うことにしました。
自分らしさを保ち、自分らしく生きていくためです。
伝説のバンドのボーカリストで、解散後、ソロとしてもご活躍されたロサンゼルス在住のアーティストを真似て、動画配信サイトでライブ映像を見ながら、何曲かを「完コピ」したことがあります。
「魅力的なアーティストを完璧に真似できれば、魅力的になれるのではないか。」
本気でそう思い、「完コピ」を試みました。
カラオケボックスなどで、実際やってみての感想です。
「完コピ」は、ほぼ完璧でした。
が、そのアーティストのような魅力的なものを感じることはできませんでした。
そのアーティストが魅力的に映るのは、そのアーティストが「自分らしく」演じているからなのだ。
今となっては、魅力的に感じなかった原因を、「自分らしさ」で説明できるように思います。
最近は、直感や心の声が教えてくれることは、全て「自分らしい」か否かであるように感じております。
何かアクションを起こす時、何ら躊躇することなく、迷うことなく決断できるものであれば、それは、「自分らしい」方向へ進むためのアクションとして解釈して良いのでは。。。と思うことにしました。
その決断によって、結果がどうなるかは、また別の話だと思いますが。。。
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