分解力

投稿日:2020年02月24日(月)

分解力




「困難は分割せよ。」

フランスの哲学者、ルネ・デカルトが、著書『方法序説』の中で述べた言葉です。

具体的な方法は、

1.明証的に真であると認めたもの以外、決して受け入れないこと。(明証)

2.考える問題を出来るだけ小さい部分にわけること。(分析)

3.最も単純なものから始めて複雑なものに達すること。(総合)

4.何も見落とさなかったか、全てを見直すこと。(枚挙 / 吟味)

 

数学的な考え方が基になっているとのことです。

 

2.の「出来るだけ小さく分けること」は、問題解決の際、有効な手段であると感じます。

起こった問題について考えると、原因などが、まとまりなく複数挙がってきます。

それぞれの原因が、独立していたり、何らかの関係性があったり。。。

 

問題が発生した際、「そもそも論」を考えるようにしております。

「そもそも論」から始めると、複数の原因の中から、プライオリティが高いものをピックアップできるような気がします。

 

実際、色々なことを考えるとき、そもそもに戻って考え、解決できた問題がありました。

その時の気持ちは、表現し難いものがありますが、本当にスッキリとした気持ちでした。

 

かなりの割合で、原因が、過去のトラウマから来ているものがあるのも事実なのかもしれません。「トラウマ」と言うほど大げさなものではないかもしれませんが。。。

 

最近、自分がどのように周りの人に映っているのか、確信まではいきませんが、わかりかけております。

この件も、問題を分割して導き出したもの、導き出そうとしているもののような気がします。

 

導き出した解が、正しいかどうか。

気持ちをスッキリさせることができれば、「正解」ということにしております。

 

分割して解決を試みる問題の数々、自分にとって都合が良く、自分の気持ちをスッキリさせ、次のステップに移ることを促されているものと考えるようにしております。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • 面白い書籍でした。
    参考になることが、沢山書かれていました。

    毎日、書籍の中の参考になる考え方などを意識して生活しております。



  • 「知る人ぞ知る」という存在に憧れてしまいます。

    メディアに露出している人ばかりに注目してしまいがちですが、実はそんなことはないように思わされる書籍でした。



  • この著書を拝読して以来、メモを取ることを意識し始めました。
    何気なく書いたメモが、後になって何かのヒントになったりするものです。

    手書きのメモは、これからも継続して行きます。



  • 交渉で大切なスタンスのようなものを学べました。
    交渉に臨む前の「準備」の大切さを痛感し、最終的には、こちらの望む方向へ導けるかどうか。

    参考にすべく要素を沢山得ることができました。



  • 物語風に書かれていて、読み易く感じました。
    誰にでも存在する「心のブレーキ」を外すことにより、色々な可能性を広げることができるという確信を得ることができました。

    「こんな喫茶店が実際にあればなぁ。。。」と思ったりもしました。
最近の投稿記事
  • 禁煙

    投稿日:2019年12月14日(土)

    大学院を修了してから、間もなくのことです。 10年以上続けていた「喫煙」を止めようと思いました。   理由は、 1.当時1箱5ドルほどしたので。(タバコは、売っている場所によって金額が違います。) 2.アメリカ […]


    本文を読む

  • キャッシュバック

    投稿日:2019年12月03日(火)

    アメリカで携帯電話の新規契約をした時のことです。   当時、有名ハリウッド女優を広告に起用していた携帯キャリアを選びました。 ショッピングモールに行くと携帯ショップのようなお店が沢山あり、その中から、「100ド […]


    本文を読む

  • ハロー効果

    投稿日:2020年10月08日(木)

    【 自己分析のための過去回帰。「進むべく未来」の先にある「約束の地」へ・・・ 】   「ハロー効果」とは、   表層的な部分に囚われて、実際を過大評価してしまう時に働いている効果のこと   […]


    本文を読む