投稿日:2020年03月05日(木)
表顕力
「貪欲」(貪る心、欲望)
欲しいものなどに対して、執着する心
「瞋恚」(怒り)
怒ること、腹を立てること
「愚痴」(愚かさ、迷い)
真理を知らず、物事の理非の区別がつかないこと
これら、「貪・瞋・痴」は、「三毒」と言われております。
僕の毎日は、三毒との闘いだと思っております。
これらに支配されることなく、穏やかな時間を過ごすことができれば、恐れるものは何もないと確信しているくらいです。
一日を振り返る際、必ず、「三毒」のいずれかに支配される出来事はなかったかを確認します。
確認作業を通して、自分自身が、「泥凡夫」であることを自覚せざるを得ないことに気が付かされるだけです。
汗顔の至りであります。
昔(5年くらい前まで)は、いつもキレていました。
自分の意見を否定されることでキレていたのではなく、自分の意見を理解してもらえないことにキレていました。
何かを伝える際、使う単語一つ違うだけで、簡単な話にもなり得るし、難しい話にもなり得ます。
自分では普通だと思って使っていた単語が、普通じゃなかったようで、相手にとっては、難しい話になっていた可能性もあります。
「話が伝わらない。。。」というのが、一番の悩みでした。
「行間を読む」のは、文書を読むときだけではなく、会話の際にも重要だと思っておりました。それは、今でも思っておりますが。。。
行間を読むまでの話ではなくても、文脈などから、相手が何を言わんとしているのか、理解しようとしながら、話を聞く必要があると考えております。
いずれにしても、難しい話を好む人は、少ないようです。
もしかしたら、今までの僕の人間関係に限定される話なのかもしれませんが。
人の話を最後まで聞ける人が少ないことは、経験上、確信していることです。
「最後まで聞かなければわからないでしょう!!」
と思うことは、何度もありました。
使う単語や表現が難しい、話を最後まで聞かない、など、諸々を踏まえると、理解してもらえるわけがないと気付けたのは、3年ほど前だと思います。
それからは、自分の意見を言わないようになりましたので、キレることはなくなりました。
色々なことを諦めた後でしたので、
「世の中、こんなもんだ。」
と達観してしまったのです。
お陰様で、最近は、キレることがありません。
「瞋恚」については、及第点だと思います。
全ての出来事をポジティブに考えるようにしております。
ネガティブな捉え方をしてしまったら、すぐにポジティブに捉え直すか、別のことを考えるようにしております。
この作業に慣れるまで、少し時間がかかりました。
よって、「愚痴」についても、そこそこコントロールできているように思います。
あとは、「貪欲」です。
これは、無意識のうちに、エスカレートしていくこともあり、本当に気を付けております。
自分自身が、「完璧主義」であることを受け入れております。
「完璧なんて、あり得ない」ことを自覚した上での「完璧主義」を受け入れております。
「三毒」との闘いも、完璧に打ち勝つことができないという自覚の上で、戦っているつもりです。
人間関係、身近で起こる様々な出来事、全てが、「三毒」により、悪い方向に行ってしまうのではないかと思っておりますが、色々と複雑なのかと思ったりもしています。
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