上善若水

投稿日:2020年08月23日(日)

冒険力




「上善若水」

道に達した人は、水のようなものという意味です。

では、水とは何なのでしょうか。

 

すべてのものに恵みを施す。

すべてのものと争わない。

多くの人々が嫌う場所に好んで就こうとする。

水こそ「道」の本源である。

老子の教えです。

 

最近の出来事から、反応してしまいました。

「自分の中の「水の要素」に不足があるなぁ。。。」

改めて、自分の至らない点を振り返り、水から学ぼうと思わされました。

 

今年に入ってから特にですが、自分の周りが、180度変化しております。

全く違う景色に触れてから半年以上が経過し、改めて自分の周りを見渡してみました。

感覚的に、別の景色を求めているように思います。

改めて、この半年で、色々なことに変化があったのかもしれません。。。

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

連合艦隊司令長官のお言葉。

仕事に限らず、他者の関わりによって何かを行う際、とても大切な要素だと思う。

 

自分が指示を受ける側の立場で、他者と関わる場合がある。

その場合は、人を動かすための大切な要素を踏まえているかを見てしまう。

口で言うほど簡単なことではないが故、実践するのは、難しい。

 

人を動かしたいのであれば、言動には細心の注意を払う必要がある。

無意識のうちに、ちょっとした失言を招くこともある。

無意識のうちに、本音を晒していることもある。

それらが、マイナスの結果へ導く要因になり得る。

 

水のような、道に達した人ではなくとも、「上善如水」を意識するべきではないだろうか。

少なくとも、僕は意識するように心掛けている。

 

「すべてのものに恵みを施す。」

施せない人が多いように感じる。

相手が求めているものが何かを探ろうともしていないように思う。

ちょっとした表現、単語の使い方から、そう感じてしまうことがある。

単純に余裕がないだけなのかもしれないが、そう感じてしまうことがある。

 

その度に、こう思う。

「自分も同じことをしている可能性がある。気を付けなければ。。。」

水のような「道」の本源を目指すためにも。

 

結局、簡単な結論にしか至らない。

自分自身が、他者から感じるマイナスの要素を断ち切れいていないということだろう。

それができない限り、マイナス要素を感じさせる他者との接点は続くのだろう。

お陰様で、学ばなければいけない要素、改善しなければいけない要素は、他者との接点から気付くことができている。

 

そのような他者との接点は、良し悪し両方なのかもしれない。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • 第1章の「ルール」についてが、一番参考になる内容でした。
    同じように、自分の「ルール」を定めてみました。

    定めた「ルール」通りに生活できているのか、自信はありませんが。



  • 交渉で大切なスタンスのようなものを学べました。
    交渉に臨む前の「準備」の大切さを痛感し、最終的には、こちらの望む方向へ導けるかどうか。

    参考にすべく要素を沢山得ることができました。



  • 最近、仕事をしていて感じることが多々あります。
    その疑問のような感覚を解決してくれる書籍でした。

    余計なことを考える必要はないことを教わった気がしております。



  • 気持ちに波を感じる際、この本に目を通すことにしております。
    気休めだとしても、気持ちを穏かにすることができます。

    有り難く感じることが、沢山書かれている書籍です。



  • 様々な著名人へのインタビューから、参考にすべくことが沢山ありました。
    気にしなくても良いことを気にしまっている自分を認識することができました。

    結局、皆同じことをお話されているようにも感じました。
最近の投稿記事
  • シンプル

    投稿日:2020年05月31日(日)

    僕は昔から、物事を複雑に考えてしまう傾向があります。 その傾向を自覚しております。 良くも悪くも考えてしまいます。 考えれば考えるほど、複雑化して行きます。 結局、何をしたいのか、何を求めていたのかがわからなくなったりし […]


    本文を読む

  • ビジネスライク

    投稿日:2020年06月09日(火)

    「覆水盆に返らず」 有名すぎることわざです。 一度起きてしまったことは、二度と元には戻らない。 理解できているが故に、「人間万事塞翁が馬」などの表現を使って、 「一度起こってしまって、もう元に戻ることはないけど、それは必 […]


    本文を読む

  • 八風吹けども動ぜず

    投稿日:2020年07月19日(日)

    「利・誉・称・楽・衰・毀・譏・苦」 八風とは、これらのことを表しているそうです。   その中で、「人間が避けるもの」が4つあります。 肉体的な衰え、金銭・物の損失を意味する 「衰え(おとろえ)」 不名誉をうける […]


    本文を読む