投稿日:2020年11月15日(日)
戦闘力
「善とは何か。後味の良いことだ。悪とは何か。後味の悪いことだ。」
アメリカの作家 ヘミングウェイの格言です。
加熱式タバコの台頭により、紙タバコは、何処へ行くのでしょうか。
紙タバコを吸いながら、「あぁ~美味しい。。。」と感じたことはないのですが、長い間止められずにいます。
最近、気分転換を兼ねて、加熱式タバコを吸うようになりました。
紙タバコのような「キツイ」感覚はないのですが、後味の良い感じのように思います。
後味の良し悪しだけを考えると、加熱式タバコを選びますが、紙タバコの良さもあるような。。。
いや、良さを感じたことはなく、惰性で吸い続けてきただけなのかもしれません。
それでも止めれないのは何故なのでしょうか。
中毒性の問題なのか。
色々と思うことはありながらも、「美味しい」と思って吸っているのか。
後味の悪い感覚に苦しんでおりますが。。。
シゲアキは、理論だけを頼りに生きてきた。
感性などには、全く関心がなかった。
世の中、白か黒のどちらか。
そのどちらかを、理論で証明しながら、自分の進むべき道を進んできたという自信がある。
シゲアキに口論で勝てる人は、ほぼ皆無だった。
シゲアキの周りの人たちは、負け戦を仕掛けるようなことはしなかった。
それでも、意見の違いなどから、口論とまではいかなくても、議論し合う場面は、少なからずあった。
その度に、周りが引くことにより、その場を和やかな雰囲気に保つことができていた。
シゲアキの周りの人たちにとっては、難儀な話だと思う。
そんなシゲアキは、他人との口論によって、傷付けられることがあった。
本人にとっても、後味の悪いこととして、記憶に残っている。
わざとなのだろうかと悩んだこともあった。
シゲアキを傷つけることを目的とした発言で、「口撃」してくる人がいた。
明らかに、シゲアキが正しい場面になればなるほど、相手が感情的になったりする。
相手の感情を気にするようなことは、シゲアキの理屈には合わないのだろう。
傷つきながらも、相手の気持ちなどを考えたことはなかった。
ある日、シゲアキは、珍しいタイプの人と話す機会があった。
何を話しても、通じていないように感じていた。
不自然な会話のキャッチボールを続けていると、相手が怒り出した。
「えっ?この場面で、怒り出すの?」
シゲアキは、ビックリした。
相手は、一方的に怒っていた。
連鎖するかのように、シゲアキも怒り出したい気持ちだったが、気持ちを抑えていた。
「こちらから逆に怒ったとして、どのような結論が待っている?」
シゲアキは、冷静に考えていた。
相手が、一方的に会話を終わらせた。
シゲアキは、会話が終わるのを待っていたこともあり、願ったり叶ったりだった。
一方的に怒られたことに対する後味は、最悪だった。
が、それ以上に、終始冷静さを保てたという後味は、最高だった。
感情的な相手に対して、冷静さを保てること。
後味は、明らかに良いものであると、シゲアキは、感じていた。
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