経験というのは、莫大なお金に匹敵する価値がある。ただ、ほとんどの人が、その経験を学びに使わない。

投稿日:2021年02月10日(水)

分解力




「経験というのは、莫大なお金に匹敵する価値がある。ただ、ほとんどの人が、その経験を学びに使わない。」

アメリカの政治家 ベンジャミン・フランクリンの格言です。

 

今朝届いたメルマガに同じような内容のことが書かれてました。

この格言に触れながら、シンクロしたような気持ちになりました。

 

そのメルマガは、「例えば石に躓(つまづ)いて怪我をした」ときの捉え方を伝えるものでした。

「何て不運なんだ」と嘆くのか。

「軽い擦り傷で済んだ」と考えるのか。

「何かの悪い予兆だ」と感じるのか。

捉え方は、1つではないのでしょう。

 

人間、刹那的に生きている部分は、少なからずあります。

一過性のものであれば、その場をしのげば、過去のこととしてすぐに忘れてしまうものです。

 

良くも悪くも、自分自身に起こる出来事は、何かの縁と考えるようにしておりますが。。。

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

経験から学ぶことは、愚者の行為と信じていた。

かなり長い間、そう信じていた。

歴史から学ぶ賢者には、経験が必要ないとさえ考えていた。

 

「人間、成功や失敗という様々な「経験」を基に、賢者を目指して行くのかもしれない。」

いつ、どのタイミングでそう感じたのかは、全く記憶がない。

それからは、「経験」を重んじるようになった。

 

「やったことがないのであれば、やってみよう。」

やってみてわかることが沢山ある。

歴史的な観点から、物事を解釈して、「やらない」を選択するのであれば、経験から学ぶ愚者よりも愚であることに気付いた。

 

自分自身に起こる全ての出来事は、何らかのメッセージが添えられている。

そのメッセージは何なのか。

何かが起こる度に、そのメッセージが何かを探るようにしている。

 

まずは、全ての出来事をポジティブに捉えることから始めた。

自分にとって都合の良い解釈であっても、出来事に対して一喜一憂、右往左往することだけを避けるように努めた。

 

習慣のなせる業なのだろう。

ポジティブに捉え続けると、ポジティブに捉えるのが当たり前になって行く。

ポジティブな気持ちで俯瞰してみると、良いことばかりに気付くことができる。

必然的に秘められたメッセージも、自分にとってプラスのものであると捉えることができる。

 

刹那的に流れる時間の必然性を否定するつもりはない。

ある時間、何も考えずに楽しい時間を過ごしたいと思いながら過ごす時間は必要であると考える。

が、それ以上に、色々な出来事と向き合う作業は、絶対的に必要であるとの確信がある。

 

良くも悪くも。

起こる出来事全てが、良くも悪くもであるならば、良く考えることだけを意識し続けて行きたいと思っている。

 



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