相手を説得するために、正論など・・・

投稿日:2021年03月16日(火)

統率力




「相手を説得するために、正論など持ちだしてはいけない。 相手にどのような利益があるかを話すだけでいい。」

アメリカ合衆国の政治家 ベンジャミン・フランクリンの名言です。

 

少し前、誰かと会話しているときに、ふと気付いたことがありました。

「人間は、話を聞くよりも、話したい動物なのではないだろうか。」

 

トピック次第では、永遠に話し続けるつもりなのかと思わされることもあります。

「人間は、話すよりも、話を聞いてもらいたい動物なのではないだろうか。」

解釈も、少しずつ変化してきております。

 

承認欲求を満たしたいという気持ちが、そうさせるのでしょうか。

若しくは、話し相手が少なく、ただ聞いてもらえれば良いだけなのか。

 

多分、自分の意見が正論か否かは、気にしていないような気がします。

「自分が考えること」というよりも、「自分が思うこと、感じること」を聞いて欲しいだけのような気がしておりますが。。。

 

「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」

コミュニケーションを取る際の最重要ポイントと位置付けている。

相手の甲羅はどれくらいの大きさなのかを、しっかり理解した上でコミュニケーションを始めることを心掛けている。

相手が何を求めているのかも、会話から拾っていく必要がある。

 

ほとんどの場合、自分の話を聞いてもらいたいと思っている。

仮に、悩みがあって、その悩みを聞いて欲しいとき、悩みを解決する方法を求めてはいない。

本人が、その悩みを話している時点で、何らかの結論を出していることがほとんどだと思う。

相手が求めてもいない、余計なことを話すことは、「相手にどのような利益があるか」を考えていない行為と捉えるべきなのかもしれない。

 

こちらから何かを伝える場合、やはり、一方的に正論を持ち出して話すことは、賢いアクションとは言えない。

相手の話を基に、自分が伝えたい内容に、違和感を感じさせることなく誘導する力が必要な気がする。

 

人は、相手の話が正論であればあるほど、否定しようとする力が生まれるような気がしている。

反論できない自分を守るためなのだろうか。

自分にとって、何らかのデメリットを感じるからなのだろうか。

話を聞いているときの気分によるものなのだろうか。

 

「話は分かるけど、話し方の問題で、伝わってこない。。。」

「話は分かるけど、世の中は、こういうトレンドだから。。。」

このようなリアクションがあると、自分の話が正論であるという実感を得ることができる。

が、すぐに、相手を説得できていないことに気付かされる。

「正論が、必ずしも正論ではない」ことは、今までの失敗から理解しているつもりではある。

 

この名言により、「相手にどのような利益があるか」を伝えるために、正論を屁理屈として活用できないかを考えて行こうと思わされた。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • ファンクラブ入会後、初のコンサート。
    比較的前方の席で楽しむことができました。

    昔よく聴いていた曲も聴けて、有意義な時間を過ごすことができました。



  • 様々な著名人へのインタビューから、参考にすべくことが沢山ありました。
    気にしなくても良いことを気にしまっている自分を認識することができました。

    結局、皆同じことをお話されているようにも感じました。



  • 気持ちに波を感じる際、この本に目を通すことにしております。
    気休めだとしても、気持ちを穏かにすることができます。

    有り難く感じることが、沢山書かれている書籍です。



  • 面白い書籍でした。
    参考になることが、沢山書かれていました。

    毎日、書籍の中の参考になる考え方などを意識して生活しております。



  • 今取り組んでいる仕事をどのように楽しくするかを考えながら、仕事に対するスタンスを改めようと思わされました。

    天命に逆らうことなく、精進を続けて行こうという気持ちになれました。
最近の投稿記事
  • A man who dares to waste one hour of time has not discovered the value of life.

    投稿日:2021年05月01日(土)

    「A man who dares to waste one hour of time has not discovered the value of life.」 イギリスの自然科学者 チャールズ・ダーウィンの名言です。 […]


    本文を読む

  • 理をもって接する 理をもって戦う

    投稿日:2020年10月10日(土)

    【 自己分析のための過去回帰。「進むべく未来」の先にある「約束の地」へ・・・ 】   「「仕事ができる」とは、どういうことか?」 というタイトルの著書が、昨年、話題になりました。   「スキルのデフレ […]


    本文を読む

  • 歴史と他人

    投稿日:2020年01月21日(火)

    「主観的な成功は自己満足。客観的な成功は歴史と他人が決める。」   1月18日(土)の「潜在意識」という記事に対していただいたコメントです。 コメントをいただきました旨、この場をお借りして、御礼申し上げます。 […]


    本文を読む