人間は誰でも自分がいちばん大切なのです。そして、そのことをほんとうに自覚した人間だけが、自然なかたちで他人を大切に思うことができる

投稿日:2021年04月17日(土)

冒険力




「人間は誰でも自分がいちばん大切なのです。そして、そのことをほんとうに自覚した人間だけが、自然なかたちで他人を大切に思うことができる。」

日本の作家 五木寛之氏の格言です。

 

人間、「誰でも自分がいちばん大切であること」は、疑いようのない事実であると考えます。

「自分のことよりも他人がいちばん。」

表向き、そのようなことを語る人がいますが、本当にそう思っているのかどうか、何となくわかるような気がするのですが、勘違いかもしれません。

 

多分、「自分がいちばん大切である」ことを「意識している人」は、他人を大切にしている人なのだと思います。

逆に、「無意識」のうちに「自分がいちばん大切である」と考えている人たちが、厄介なのではないでしょうか。

 

無意識の場合、何か不都合なことが起こると、「自分を守る」ためのアクションを起こそうとするような気がします。

それは、もしかしたら、本能的なものなのかもしれませんが。。。

 

ネットなどで、誹謗中傷する人たちは、「自分がいちばん大切である」ことを「自覚していない」人たちであると考えている。

他人の揚げ足を取ったり、欠点だけに目が行く人たちもまた、そういうカテゴリーの人たちであると考えている。

 

攻撃する理由は、一つしかないと断言したい。

「自分を守りたい」という無意識の行為が、他人を攻撃するというアクションを起こしている。

とても残念に思う。

 

そのような人が、自分の周りにいることに気付いたとき、自分自身を改めるべく機会として考えることにしている。

「自分の周りにそのような人がいるということは、自分にもそのような要素があるのだ。」

自分の中にあり得る「そのような要素」を排除できるよう努めることにしている。

 

最近目にしたある企業の理念が、頭に残っている。

「クライアントを喜ばすことができれば、全て自分に返ってくる」

とても違和感があった。

「自分に返ってくることを目的に、クライアントを喜ばす」という解釈しかできず、違和感を覚えた。

「自分がいちばん大切である」ことを「ほんとうに自覚した人間」が掲げた理念ではないと思う。

 

「クライアントを喜ばすことだけに集中する」

理念としては、こちらの方が、自然な気がする。

 

「自分を守る」という行為のほとんどは、無意識のうちに行われていると思う。

「自分をいちばん大切にしたい」と思いながら、大切にできていないような気がする自分自身を憂いての行為のような気がする。

他人を攻撃する人を見ると、「自分がいちばん大切であることをほんとうに自覚」できていない人なのだと思うことにしている。

 

この名言により、自分自身、改めて、「自分がいちばん大切であることをほんとうに自覚」できているか否か、確認作業を続けて行こうと思わされた。

 



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