人間は現在がとても価値のあることを知らない。 ただなんとなく未来のよりよい日を願望し、いたずらに過去とつれ立って嬌態を演じている

投稿日:2021年04月18日(日)

戦闘力




「人間は現在がとても価値のあることを知らない。

ただなんとなく未来のよりよい日を願望し、いたずらに過去とつれ立って嬌態を演じている。」

ドイツの文豪 ゲーテの名言です。

 

「今、この瞬間に集中する」ことを心掛けるようになってから、余計なことを考えなくなったような気がしております。

余計なことを考えなくなると、過去も未来も、ある意味、「どうでも良いこと」として捉えることができるような気がします。

 

特に、「未来のよりよい日への願望」は、かなりの時間を浪費してしまうという実感があります。

よりよい日をイメージすること自体は、特段、問題にはならないと思うのですが、際限なくなってしまう感も否めないように思います。

 

「未来のよりよい日」をイメージして、そのイメージを具現化すべく、「とても価値のある現在」に集中するだけで良いような気がしておりますが。。。

 

「あのとき、こうしていれば。。。」

「あのとき、こうしなかったから。。。」

過去のある時点に戻り、「満足できない現在」に至った理由を探したりする。

「現状がこうだから。。。」

「世の中、どんな風になって行くのだろう。。。」

予想できない未来の出来事に不安になったりする。

 

過去を振り返って憂いてみても、未来を考えて不安になってみても、現在をどうするかの答えが出ることはない。

それでも、あれこれ考えてしまうのが、人間なのかもしれない。

 

現状に満足できていないのであれば、尚更、「未来のよりよい日」が訪れることを願ってしまう。

誰かの力によって、「未来のよりよい日」が訪れることはない筈なのに。

 

「とても価値のある現在」を生きることが、「未来のよりよい日」を具現化してくれると考えている。

「つれ立つ」のは、「過去」ではなく、「現在」なのだと思う。

 

色々な邪念が、「現在がとても価値のある」ことから目を逸らさせているような気もしている。

この名言により、余計なことを考えている暇がないことを自覚させられた気がする。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • 中小企業が、どのように隆盛を極めるべきか。
    メンタルブロックを外す上で、絶対に理解していなければならない内容です。

    「行動」を促してくれる書籍です。



  • 気持ちに波を感じる際、この本に目を通すことにしております。
    気休めだとしても、気持ちを穏かにすることができます。

    有り難く感じることが、沢山書かれている書籍です。



  • 今取り組んでいる仕事をどのように楽しくするかを考えながら、仕事に対するスタンスを改めようと思わされました。

    天命に逆らうことなく、精進を続けて行こうという気持ちになれました。



  • 第1章の「ルール」についてが、一番参考になる内容でした。
    同じように、自分の「ルール」を定めてみました。

    定めた「ルール」通りに生活できているのか、自信はありませんが。



  • 様々な著名人へのインタビューから、参考にすべくことが沢山ありました。
    気にしなくても良いことを気にしまっている自分を認識することができました。

    結局、皆同じことをお話されているようにも感じました。
最近の投稿記事
  • 逆風は嫌いではなく・・・

    投稿日:2020年11月08日(日)

    「逆風は嫌いではなく、ありがたい。どんなことも、逆風がなければ次のステップにいけないから。」 元大リーガー イチロー氏の格言です。   人は、常に「順風満帆」でありたいと思うものかもしれません。 逆境に好んで立 […]


    本文を読む

  • ブラックアウト

    投稿日:2019年12月13日(金)

    2003年8月14日、ニューヨーク・カナダにて、大停電が起こりました。 発生時、マンハッタンに居ましたので、直接的に影響を受けました。   勤務後、帰宅する時間になって初めて、被害の甚大さを目の当たりにします。 […]


    本文を読む

  • ネガティブ・キャンペーン

    投稿日:2020年09月11日(金)

    アメリカ大統領選挙が、本格化してきております。 選挙運動中、必ず「ネガティブ・キャンペーン」が行われます。   「マリファナを吸っていた。。。」 「大麻をやっていた。。。」 「ハラスメントのようなことがあった。 […]


    本文を読む