代表的ロールモデル(1)

投稿日:2019年12月29日(日)

冒険力




ロールモデルとして憧れている沢山の方々から、書籍などを通して勉強させていただいております。その中から、最も影響を受けた5名の方々。

内村鑑三先生に対する敬意の意味のみで、記事のタイトルとしました。

失礼をご海容いただければ幸いです。

 

昨年、「人生の棚卸」にかなりの時間を割きました。

結局、多感な時期であった中学、高校時代の自分から、沢山のヒントを貰いました。

今に至るまで、憧れを抱いた尊敬すべき方々から、色々な意味で影響を受けて来ております。

棚卸をすることで、「そういえば、この頃は・・・」という感じで記憶が蘇りました。

 

最近、過去の点と点を結ぶことが、マイブームとなっております。

いつものように、線を作ろうと、色々な点を集めては、繋げるべく試みをしております。時々、何の違和感もなく繋がり、線になったり、場合によっては、面になることがあります。

 

1975年前後生まれの世代には、実感がないと思いますが、1976年、アメリカの航空機メーカーと日本の政界、財界の癒着による事件が起こりました。

僕がその事件を知ったのは、中学校の頃だったと思います。

キッカケは、時の首相が関係した事件ということでしたが、事件に関係する本を読んでいくうちに、ある実業家に興味を持ちました。

 

戦後、進駐軍を相手に商売で成功し、輸入車の代理店、最終的には、ホテル、鉄道、空輸にまで影響力を持った方です。

 

平成を待たずに他界されたことも含めて、昭和を代表する方でした。

最近、改めて、氏に関する本を読んでみました。

情に厚い方というか、人心収攬に長けた方という印象を受けました。

 

「春闘」など、労働者による運動が盛んな時代でしたが、氏の会社では、経営側と組合が対立することはなく、ストライキなども起こらなかったとのことです。

岩手の花巻温泉も、一時期、氏の資本が入り、華やかな時代があったそうです。

(今は、どのような状況か、わかりかねますが。。。)

 

航空機の受注を巡る事件の証人喚問で、国会に召集されました。

「記憶にございません。」が流行語となりました。

 

このような話を知っている人が、僕の周りに居ませんでした。

「生まれて間もなくの頃の話なので、知らない。知らなくてよい。」という理屈が通るのであれば、歴史を勉強する必要はないと考えます。

 

「教養」を身に付ける意味で、この世に知らなくてよいことは、一つもないと確信しております。当時、周りに知っている人が殆どいなかったにも拘らず、ちょっとしたキッカケで、本を読むに至り、氏の存在を知ることができたことを嬉しく思っております。

「不易流行」が教えてくれているように、昭和、平成、令和、時代が変わっても、普遍のものがあります。

これからの人生、氏への感謝の気持ちを胸に、氏を見習って精進を続けて参ります。

 

本日の記事、国際興業グループ 小佐野賢治社主(当時)に捧げます。

 



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  • 面白い書籍でした。
    参考になることが、沢山書かれていました。

    毎日、書籍の中の参考になる考え方などを意識して生活しております。



  • 物語風に書かれていて、読み易く感じました。
    誰にでも存在する「心のブレーキ」を外すことにより、色々な可能性を広げることができるという確信を得ることができました。

    「こんな喫茶店が実際にあればなぁ。。。」と思ったりもしました。



  • 第1章の「ルール」についてが、一番参考になる内容でした。
    同じように、自分の「ルール」を定めてみました。

    定めた「ルール」通りに生活できているのか、自信はありませんが。



  • 様々な著名人へのインタビューから、参考にすべくことが沢山ありました。
    気にしなくても良いことを気にしまっている自分を認識することができました。

    結局、皆同じことをお話されているようにも感じました。



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    参考にすべく要素を沢山得ることができました。
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