投稿日:2020年02月08日(土)

統率力




「人間はひとくきの葦(あし)にすぎない。

自然のなかで最も弱いものである。

だが、それは考える葦である。」

 

ブレーズ・パスカルの代表作、「パンセ」の中の一節です。

大学時代、自動車教習所の先生から初めて聞かされたことを覚えております。

 

「人間は、考えるから人間なのかぁ。。。」

今に至るまで、このことが頭から離れることはありませんでした。

考えて、考えて、考えて、、、気が付いたら、頭でっかちになっていました。

家庭環境も影響し、「屁理屈」だけは、だれにも負けないだろうと思うくらい、左脳だけできてきました。

 

それが良いことではないと気が付き、今までを補うべく、色々なことを始めました。

ギターを改めて始めたのも、色々なことの中の1つです。

 

最近、人と話をしている時、本当に色々なことに気付かされます。

何かについて意見を話すと、

「そんなこと考えてもいなかった。。。」

「ちょっと極端では?」

「おかしいのでは?」

などのリアクションです。

自分が、相手の土俵で話を出来ていないことに気付かされます。

自分では、イメージができていて、そのイメージ通りに言葉を選びながら話しているつもりでも、しっかり伝わっていない場合が多々あります。

 

今までのことを一度リセットした上で、相手に理解してもらえるような伝え方をしなければいけないと思わされております。

また、何もかもをやり直すことにします。

 

「考える葦」が、「人間」なのであれば、世の中に、どれだけの「人間」が存在するのだろう。姿かたちが「人間」という存在は、人口の数だけいるのだと思いますが、パスカルの言う「人間」は、どれくらい存在しているのでしょうか。

 

「昨日寝ないで考えたんだけど。。。」

「ちょっと考えてみたら。。。」

会話の中でよく耳にする表現だと思います。

「考える」という単語は、巷に氾濫しているように思います。

 

「考える」とは何か?を考えてみました。

人間と葦の違いは、「考える」ことなのだろうか?

人間の姿かたちをして、自称「考える」行為をしている存在は、沢山いるように思うのですが。。。

自分も、「考える」ふりをしているだけで、「人間」なのか「葦」なのかがわからなくなり、自信をもって「人間」です!と言い切れないような。

 

最近、偉人の方々のお話を読んだり聞いたりする中で、こんなことを考え始めました。

「人間」と「葦」の違いは、「学び続ける」ことでは?

学んでいる人は沢山いますが、学び続けている人は少ないようです。

色々な方々が同じことを仰っています。

 

「人間は、学び続ける葦である。」

僕の中では、腑に落ちております。

素敵な響きに感じます。

 

これからも、学び続けて参ります。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • ファンクラブ入会後、初のコンサート。
    比較的前方の席で楽しむことができました。

    昔よく聴いていた曲も聴けて、有意義な時間を過ごすことができました。



  • この著書を拝読して以来、メモを取ることを意識し始めました。
    何気なく書いたメモが、後になって何かのヒントになったりするものです。

    手書きのメモは、これからも継続して行きます。



  • 面白い書籍でした。
    参考になることが、沢山書かれていました。

    毎日、書籍の中の参考になる考え方などを意識して生活しております。



  • 物語風に書かれていて、読み易く感じました。
    誰にでも存在する「心のブレーキ」を外すことにより、色々な可能性を広げることができるという確信を得ることができました。

    「こんな喫茶店が実際にあればなぁ。。。」と思ったりもしました。



  • 最近、仕事をしていて感じることが多々あります。
    その疑問のような感覚を解決してくれる書籍でした。

    余計なことを考える必要はないことを教わった気がしております。
最近の投稿記事
  • 努力が効果をあらわすまでに・・・

    投稿日:2020年11月30日(月)

    「努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。 多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。」 アメリカの実業家 ヘンリー・フォードの格言です。   偉人と呼ばれる方々は、皆同じようなことを仰っているように感じます […]


    本文を読む

  • 英国紳士 – 品格

    投稿日:2020年03月10日(火)

    比較的恵まれた環境で育った「母親」の影響が強いと考えております。 社会人として最低限必要な要素は、家庭教育の中の「躾」を通して教わることができました。   母は、文学部国文科を卒業しています。 それが理由かはわ […]


    本文を読む

  • アンガーマネジメント

    投稿日:2020年08月29日(土)

    カルシウムだけが、原因なのでしょうか。 感情的になると、「カルシウムが足りないのでは?」などと言われることがあります。 最近、カルシウム以外にも原因があるように感じております。   感情的になる大きな理由は、「 […]


    本文を読む