投稿日:2020年02月09日(日)
冒険力
曹洞宗の戒名は、基本的に
「院号」+「道号」+「戒名」+「位号」
で構成されております。
菩提寺の住職に命名していただくのが普通で、ランクに応じたお布施も必要になります。
命名してくださる住職の方が、昔からの知り合いで、自分の成長を長い間見ていくれていたのであれば、喜んで命名をお願いしたいと思うのですが、そうではない方にお願いすることに抵抗を感じておりました。
これは、自分の祖父母を見ていて感じたものです。
あくまでも、僕の勝手な解釈です。
戒名とは、「どう生きたか」が、反映されるものであると考えております。
故人の戒名に対して、「職業が教員だったから、「教」の字を使った。」
などという話もよく耳にする話だと思います。
亡くなってからいただくことが殆どですし、生まれた時に戒名を貰っている人を聞いたことがないということから、勝手な解釈に至りました。
さて、それで良いのだろうか?違った方法はないだろうか?
と、いつものように感じてしまったのです。。。
3年ほど前のことだったと思います。
疑問に思うことが多々あり、
「そうだ。自分で戒名を考えよう。」
ということになってしまいました。
誰かに相談することもなく、自分で考えるということになり、まずは、
「どう生きたか」ではなく、「これからどう生きて行くつもりか」
を基に戒名を決めることにしました。
「位号」は、「居士」で確定しておりますので、実際に決める部分は、「院号」、「道号」、「戒名」の3つです。
「院号」は、祖父のものを参考にして、すぐに決めることができました。
「道号」と「戒名」は、結構な時間を使ったような記憶があります。
まず、「道号」とは。
元々は出家した僧侶の悟りを表す文字などを記したものです。
現在では、一種の格付けになっていて、道号が付く方が格が上という意味で付けられ、戒名の2文字との調和で付けられるのだそうです。
ここで、改めて、僕の勝手な解釈により、「道号」を定めました。
これから進みたい、歩んでいきたい「道」を漢字2文字で表現することにしました。
今後、常に意識していこうと思っていることを漢字2文字にしました。
徳川家の将軍は、名に偏がついていると縁起が悪いと言われていたそうです。
そのようなことも踏まえて、文字を選びました。
我ながら、とても良い「道号」と思っております。
最後に、「戒名」です。これも漢字2文字で表現しております。
父、僕、息子の3人は、「雄」という字で繋がっております。
「雄」を襷と考えると、
父から受け取った「雄」を息子に「継(つな)」いでいく。
自分には、襷を継げる役割があり、息子に対して沢山のことを伝えていきたいという気持ちから、戒名を「雄継」といたしました。
本日、丸一日、息子と共に過ごしました。
毎月1回、息子と遊ぶ時間を確保しております。
偏に、彼の母親のお陰ですが、とても明るく、真っ直ぐに育ってくれています。
今日、息子に「夢は何?」と質問しました。
「ホワイトハッカーになること。」という返答でした。
息子には、色々なことに好奇心を持って、色々なことを経験してもらいたいという一心です。
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