ルサンチマン

投稿日:2020年03月02日(月)

冒険力




最近知った単語です。

お恥ずかしい話、本当に最近知りました。

「弱者がもつ、強者に対する嫉妬・羨望による憤り、恨み、憎悪、非難の感情。」

という意味です。

この単語に遭遇した瞬間、今までモヤモヤしていた気持ちが、スッキリしました。

 

この「ルサンチマン」は、身近なところに転がっている気がしております。

 

万人に対して言えることだと思います。

人は、自分を「善」と考える、考えたいという感情があります。

よって、自分より優れている人や、羨ましく思う人に対して「悪」と定義できる要素を探して、攻撃しようとします。

逆に、自分より絶対的に劣っていたり、下であれば、余裕を持って接することができるのでしょう。

 

どこにも定義されていませんが、僕自身、経験を通して確信したことがあります。

比較による「優劣」や「上下」以外でも、相手を「悪」と見なすことがあります。

自分とは「違う」生き方をしている相手に対してです。

 

自分は「善」。だから、自分と「違う」相手は、「悪」というロジックです。

これは、相手がどう感じるか次第ですので、自分で判断できない部分があります。

相手が「違う」と感じてしまえば、攻撃対象になってしまうのだと思います。

 

僕は、これにずっと悩まされておりました。

「普通」に生きている人から見た僕は、「違う」人間に映っていたのだと思います。

「普通じゃない自分」を自覚し、「普通」を装って頑張っていましたが、「普通じゃない」部分が、見え隠れしていたのかもしれません。。。

 

お陰様で、普通じゃない沢山の経験に恵まれることができました。

が、途中から、経歴を含めて伏せてきた部分が多々ありますので、「普通じゃない経験」に対しての攻撃はなかったと考えております。

では、考え方、感じ方など、「普通じゃない」部分が、見え隠れしていたのでしょうか。

全く自覚はありません。。。

 

あくまでも、僕自身の問題と考えておりますので、僕の一挙手一投足を注意するようにしているのですが、「違い」を感じさせる要素に気付けずにおります。

 

「僕とあなたは、違いますか?違うとしたら、何が違いますか?」

と、尋ねてみたいところですが、それはできず。。。

「人それぞれ違うのだから、同じなわけがない!!」

というのが、僕の感覚ですが。。。

いずれにしても、相当気を付けなければいけない問題だと思っております。

 

哲学者ニーチェは、

「ルサンチマンを抱いている限り人は幸福にはなれない。」

と言っています。

自分は自分、他人は他人のスタンスを保つことができれば、「ルサンチマン」を克服できていると解釈して良いのかな?と思っております。

 

「自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。」

「窓」で有名なソフトウェア会社創業者のお言葉です。

自分自身を侮辱するようなことさえしなければ、ルサンチマンに悩まされることはないと確信しております。

 

「ルサンチマン」

僥倖との邂逅により、この単語に巡り合うことができました。

これから生きて行く上で、常に頭のどこかに留めておく必要があると思わされました。

 



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書籍紹介


  • 最近、仕事をしていて感じることが多々あります。
    その疑問のような感覚を解決してくれる書籍でした。

    余計なことを考える必要はないことを教わった気がしております。



  • 物語風に書かれていて、読み易く感じました。
    誰にでも存在する「心のブレーキ」を外すことにより、色々な可能性を広げることができるという確信を得ることができました。

    「こんな喫茶店が実際にあればなぁ。。。」と思ったりもしました。



  • 今取り組んでいる仕事をどのように楽しくするかを考えながら、仕事に対するスタンスを改めようと思わされました。

    天命に逆らうことなく、精進を続けて行こうという気持ちになれました。



  • 様々な著名人へのインタビューから、参考にすべくことが沢山ありました。
    気にしなくても良いことを気にしまっている自分を認識することができました。

    結局、皆同じことをお話されているようにも感じました。



  • 面白い書籍でした。
    参考になることが、沢山書かれていました。

    毎日、書籍の中の参考になる考え方などを意識して生活しております。
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