定点観測

投稿日:2020年06月22日(月)

分解力




ハンバーガーチェーン最大手の日本法人創業者が、日本第一号店を何処に出店するかを考えていました。

氏は、歩行者の流れを自身の事務所の窓から見ながら、「ここだ!」と決めました。

銀座4丁目が、その場所でした。

 

氏は、人の流れをずーっと見ていたそうです。

そこで、あることに気付き、第一号店の出店場所を決めたそうです。

自身の事務所を定点として行った観測の結果なのでしょう。

 

最近、昔訪ねた場所に、改めて足を運ぶ機会があります。

新しくお付き合いが始まった取引先の事務所が、昔よく行っていた場所の近くだったりすると、何かの縁なのだろう。。。と思わされたりします。。。

 

2018年。

「朝活」のための学校の講座を受講した。

ビジネスパーソン向けの講座で、出勤前の時間を有効活用するための学校という解釈で良いと思う。

一応、大学院修士課程までを経験しており、「学校での勉強」は、多分、もう必要ないと思っていたにも関わらず、改めて勉強しようと思ったのは、何故なのだろう。

今考えると、色々と不思議な気持ちが込み上げてくる。

 

講座の開催場所は、大手町。

いわゆるエリートが集まる場所。

大手町には、そのようなイメージがあった。

実際に行ったときに感じた印象を含めてのイメージだった。

 

講座で学んだ内容以上に、印象に残っていることがある。

講座が終わる時間と、ビジネスパーソンが出勤する時間が重なる。

よって、オフィスへ向かうビジネスパーソンと入れ替わる形で、地下鉄の駅へ向かうことになる。

 

「そうか。みんなこれから出勤か。。。」

と思いながら、すれ違う人たちの顔を見ていた。

途中、すれ違う人たちに共通点があることに気付いた。

 

目が死んでいた。

みんな同じ顔に見えた。

「あれ?ここに集まる人たちは、エリートではないの?エリートって、こんな感じ?」

今までの自分の思い込みが間違っていたと思わされた。

昔、同じような時間に同じような場所で見た景色とは、全く異なるものだった。

時間の経過により、同じような場面も全く違ったものに感じることを学んだ気がする。

 

最近、同じような経験をした。

3か月前に見た景色とは、全然違くものを見たような。

同じ景色を違う印象にさせるものは何なのだろう。。。

 

「定点観測」のつもりで、昔行った場所へ改めて行ってみることもある。

行く度に、違う印象を受けることが多々ある。

その時の気持ちなど、説明し難い要素が、影響しているのだろうか。

 

ニュージャージー州に行ってみたくなった。

大好きだったあの場所は、今の僕の目には、どのように映るのだろう。。。

 



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    何気なく書いたメモが、後になって何かのヒントになったりするものです。

    手書きのメモは、これからも継続して行きます。



  • 最近、仕事をしていて感じることが多々あります。
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  • 「知る人ぞ知る」という存在に憧れてしまいます。

    メディアに露出している人ばかりに注目してしまいがちですが、実はそんなことはないように思わされる書籍でした。



  • ファンクラブ入会後、初のコンサート。
    比較的前方の席で楽しむことができました。

    昔よく聴いていた曲も聴けて、有意義な時間を過ごすことができました。
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