身だしなみ

投稿日:2020年07月22日(水)

分解力




人は見た目が9割なのだと思います。

中身で勝負するのだ!!と頑張っている人も少なくありませんが、やはり、見た目が先に来ます。

見た目をクリアして初めて、中身を見てもらえるものだと確信しております。

 

ハイブランドの製品で身を固めている人が、少なくありません。

ブランド品を身にまとうことで、9割をクリアできると思っている人たちなのでしょう。

逆に考えると、ブランド品を身に付けているから、9割OK!!と考える人が多いということなのでしょうか。

僕は、幸運にも、ブランド品で固める前にやるべきことがあることに気付かせてもらえました。

 

「体型」だと思います。

スタイルが悪ければ、何を着ても。。。

逆に、スタイルが良ければ、高級ではなくても、しっかりとした印象を与えることができるとの確信があります。。。

 

ブランドが違っても、同じようなデザインの洋服が、市場に溢れている。

勿論、生地などに違いはあるが、パッと見た感じでは、特に違いを感じることができない場合もある。

 

実際に購入する場合、躊躇してしまう。

高価なものである必要はあるのだろうか?と躊躇してしまう。

 

3年前、街を歩いていた。

気分的に落ち込んでいたような、ネガティブではありながらも、ポジティブに持ち直そうとしながら、街を歩いていた。

 

ふと、洋服店の看板が目に入った。

何年も前に、そのお店でオーダーシャツを作ったことを思い出した。

「懐かしいなぁ。。。気分転換に、シャツでも買おうかなぁ。。。」

 

久しぶりにお店の中へ。

シャツを見ていたら、女性スタッフの方が、声を掛けてくれた。

「シャツをお探しですか?」

「はい。何か一枚と思って。」

「では、このシャツはいかがですか?定番の商品ですので、どのようなスタイルにも合わせ易いですよ。」

「では、試着してもよろしいですか?」

 

試着をした。

勘違いではあるが、似合っているように感じた。

シャツを着たら、スーツを羽織りたくなった。

「上着を羽織らせていただけますか?」

「よろしいですよ。」

と言って、上着を持ってきてくれた。

羽織った瞬間、感動のような感覚が。。。

持ってきてくれた上着が、ピッタリのサイズだったことも理由だと思う。

気持ちが良かった。

 

その日は、シャツのみを購入し、女性のスタッフの方の名刺をいただいた。

「今後、何かあれば、この方に相談することにしよう。」

と思いながら、お店を出た。

 

あれ以来、スーツを含めて、仕事に必要な洋服を購入する場合、その方に相談するようにしてきた。

自分の好みで選ぶと、偏ってしまうこともわかり、女性の目線でアドバイスを貰いたかったからだ。

お陰様で、身だしなみについては、余計なことを考える必要がなくなった。

アドバイスに従って良かったと心から思っている。

 

あれから、4年近くが経過。

ずっとお世話になってきた、背が高く、スラっとした女性スタッフの「ミウラ」さんが、退社されるとのこと。

本当にお世話になった。

 

先日、お礼の意味を込めて、最後の買い物をしてきた。

少し寂しい想いが、僕の胸中にあった。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • 中小企業が、どのように隆盛を極めるべきか。
    メンタルブロックを外す上で、絶対に理解していなければならない内容です。

    「行動」を促してくれる書籍です。



  • この著書を拝読して以来、メモを取ることを意識し始めました。
    何気なく書いたメモが、後になって何かのヒントになったりするものです。

    手書きのメモは、これからも継続して行きます。



  • 今取り組んでいる仕事をどのように楽しくするかを考えながら、仕事に対するスタンスを改めようと思わされました。

    天命に逆らうことなく、精進を続けて行こうという気持ちになれました。



  • 最近、仕事をしていて感じることが多々あります。
    その疑問のような感覚を解決してくれる書籍でした。

    余計なことを考える必要はないことを教わった気がしております。



  • 交渉で大切なスタンスのようなものを学べました。
    交渉に臨む前の「準備」の大切さを痛感し、最終的には、こちらの望む方向へ導けるかどうか。

    参考にすべく要素を沢山得ることができました。
最近の投稿記事
  • 1999年、夏

    投稿日:2019年12月10日(火)

    「出生地」と「サンディエゴでの経験」の2つの点を結び、「線」になりました。 1999年7月、まずは、語学学校へ通うため、アメリカ合衆国ニューヨーク州の田舎町に向かいました。   「留学」についての情報がなかった […]


    本文を読む

  • 投稿日:2020年02月08日(土)

    「人間はひとくきの葦(あし)にすぎない。 自然のなかで最も弱いものである。 だが、それは考える葦である。」   ブレーズ・パスカルの代表作、「パンセ」の中の一節です。 大学時代、自動車教習所の先生から初めて聞か […]


    本文を読む

  • マスク着用

    投稿日:2020年04月01日(水)

    1月下旬、家路に向かう羽田空港にて、空港関係者全員が、マスクを着用されていました。   東京滞在中、「武漢」「ウィルス」などの単語を耳にしておりましたが、失礼を承知で、「対岸の火事」でした。 また、街を歩く人た […]


    本文を読む