最も多くの人間を喜ばせた・・・

投稿日:2020年11月07日(土)

統率力




「最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える。」

戦国武将 徳川家康の格言です。

 

「顧客満足」を追求することにより、利益が生まれるというような話を耳にします。

「満足させること」と「喜ばせること」を同意語として考えると、利益が生まれ、大きく栄えて行くように思います。

 

人はどうしても、目先の利益に意識を向けてしまいます。

損得勘定など、打算的な考え方が先に来てしまいます。

 

偉人と呼ばれる方々は、長期的な視点での考え方を仰っているようです。

これについては、例外がないという確信に近いものを感じております。

 

多くの人間を喜ばせること。

言葉では簡単なのですが、結構、難儀なことのように感じておりますが。。。




オースケは、コンサルティングの仕事をしている。

大学卒業後、自分の将来を真剣に考えていた訳でもなく、何となく受けた企業から内定を貰った縁で、その企業に就職することに決めた。

 

オースケの学生生活は、アルバイトに明け暮れた4年だった。

専攻は、経営学。

「机上の空論。こんなこと、世の中で役に立つのだろうか。。。」

と思いながらの4年だった。

 

資格、語学力、ITスキルなど、際立ったものがないオースケは、就職した企業に居座るつもりでいた。

起業、独立など、考えることすらなかった。

 

「何のために仕事をするのだろう?」

オースケが、中学生のころから疑問に思っていた。

実際に仕事を始めてからも、その疑問が解決されることはなかった。

 

唯一、オースケが、心から幸せと感じることがある。

クライアントとの打ち合わせを行う際、打ち合わせ出席者全員が、笑顔で話している姿を見るとき、心から幸せと感じる。

 

「特段面白い話をしている訳ではないのに。」

「相手に合わせて、話を盛ったりもしてないのに。」

「人を引き付けるだけの魅力がある訳でもないのに。」

オースケは、そんな風に感じながらも、クライアントの笑顔に触れる瞬間には恵まれていた。

 

ある日、オースケは思った。

「そういえば、自分が担当するクライアント様との関係。長い関係が多いなぁ。。。」

今までも、何ヶ月かで終わってしまうような関係は、ほとんどなかった。

一度、担当者としてお付き合いが始まると、良い関係が長く続いている。

 

今まで、全く考えたことがなかった。

「どうして、良い関係が続いているのだろう。。。」

折角の機会、直属の上司にそれとなく聞いてみた。

 

「そうだよなぁ。君が担当するクライアントとは、長い関係が続いているよなぁ。」

「多分、君のコミュニケーション能力の賜物だと思うよ。学生時代のアルバイトで、良い人間関係構築の秘訣を身に付けることはできたのでは?僕は、そう感じてたけどね。」

 

想像すらしていない回答だった。

自分では、意識すらしたことがないことを、無意識に行っていたのだと気付かせてもらえた。

 

自分が気付いていない自分。

まだまだあるのかもしれない。

が、今はそれを探すことよりも、多くの人間を喜ばせることに集中しようと思った。

 

多くの人間を喜ばせることによって、大きく栄えることができるのかもしれない。

淡い期待と共に、もっともっと、今の仕事を面白くしたいという純粋な気持ちが、オースケの胸中に宿っていた。

 



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