I like to listen. I have・・・

投稿日:2021年03月21日(日)

表顕力




「I like to listen. I have learned a great deal from listening carefully. Most people never listen.」

アメリカの作家 ヘミングウェイの名言です。

 

「傾聴力」などを題材にした書籍が、多く出版されているようです。

聞くには、「聞く」「聴く」「利く」「効く」の四つの要素が重要であると聞いたことがあります。

テレビやラジオなど、誰かが話している内容を耳にするのは、「聞く」で、傾聴するという意味ではないそうです。

 

相手の話を相手の立場で。。。そのようなスタンスで臨むことを「聴く」と呼び、「利く」と「効く」は、相手に対してというニュアンスに感じますが、いずれにしても「聴く」行為が必要になる要素なのだと思います。

 

そんな話を聞いてから、「聴く」というスタンスで、コミュニケーションを取るよう心掛けるようになりましたが。。。

 

コミュニケーションの中で、できるだけ回避したいと思う「瞬間」がある。

「沈黙」が続くと、すぐにでも回避したいと思う。

よって、何か話題を探すなど、会話を始めるためのアクションを起こそうとする。

今話す必要のある内容か否かは問題ではなく、「沈黙」を問題として捉えている故だろう。

そう思っている人は、少なくないと思う。

 

ときに、「沈黙」が良い方向に導いてくれることもある。

相手を観察する好機であったり、自分自身が、冷静さを保つために必要な時間だったりする。

 

「沈黙」を嫌って、話を続けようとすることにより、余計なことを話す可能性を生み出す。

自分では、必要だと思って話す内容も、相手には、必要かどうかはわかりかねる。

言い訳じみた話に終始してしまい、「話すべきではなかった。。。」という後悔にもなりかねない。

 

人間は、自分の話をしたがる動物ということは、驚くべきことではないと思っている。

話したいのであれば、話してもらい、それをしっかりと聴くことに徹する方が、色々な面で、プラスが多い。

 

相手の考え方がわかったりする。

相手の求めているものがわかったりする。

間違いなくプラスであると確信している。

 

最近、思うことがある。

「自分のことを聞かれる機会が少ないなぁ。。」

自分に興味を持たれていないからなのだろうか。

自分は、質問し辛い雰囲気なのだろうか。

わかりかねているが、コミュニケーションを「相手を知るための手段」として捉えている故、自分の話は、特に必要ないと考えるようにしている。

 

「人の話を最後まで聴く」

これを出来る人が少ないことは、実感としてある。

「聞こうとしない者」のではなく、「自分の話をしたい者」というニュアンスが、腑に落ちるような気がする。

 

(私は話を聞くのが好きである。注意深く聞くことで、多くを学んだ。だが、聞こうとしない者は多い。)

 



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