失敗の言い訳をすれば、その失敗がどんどん目立っていくだけです

投稿日:2021年04月24日(土)

分解力




「失敗の言い訳をすれば、その失敗がどんどん目立っていくだけです。」

英国の作家 シェイクスピアの格言です。

 

失敗するとすぐに、失敗の理由を探してしまいます。

「あのとき、こうしなかったから。。。」

「これがあれば、うまくいったのに。。。」

理由にでき得ることは、幾らでも挙げることができます。

 

挙がってくる「理由らしきもの」には、共通点があります。

「自分以外」のものが対象となっていることが、共通点のように思います。

間接的に、「自分に非はない」と言いたいのかもしれません。

 

失敗となり得る原因は、色々な要素が絡まっている部分があり、一概に「自分に非がある」とは言えないとしても、「自分に非がある」という前提でのアプローチが必要な気がしております。

 

「自分に非がない」のであれば、失敗しても良いと解釈することができるのだろうかと疑問に思ってしまうのですが。。。

 

何かあると、必ず「責任転嫁」する人がいる。

自分に非がないことを証明するために、スケープゴートを探したりもする。

他人に責任を押し付けること自体、論外ではある。

が、「自分に責任を押し付けられる場合」を考える必要がある。

 

自分がスケープゴートにされた場合、どのように対処すべきなのだろうか。

「目には目を歯には歯を」

やられたら、やり返すのが正解なのだろうか。

やり返すのであれば、何倍返しが正解なのだろうか。

 

愚問でしかない。

やり返したところで、何の解決にもならない。

やり返したところで、言い訳を並べるだけに終始するのだろう。

 

自分を守るための筈の言い訳は、自分を気付つけるためのものにしかならないのではないだろうか。

「目立ってしまった失敗」は、清算されることなく、失敗のまま、引きずってしまうことになるのではないだろうか。

 

時間が経つとハッキリすることがある。

「あのとき、こんな失敗をした。」

「あんなことをして失敗してしまった。」

笑いながら話せるようになる時期が来る。

笑いながら話せる「失敗」は、言い訳をせず、しっかりと向き合ったことで、清算できた「失敗」なのではと感じている。

 

逆に、自分に都合の良い「言い訳」によって対処した失敗は、いつまで経っても失敗のまま、自分を苦しめ続けることになるような気がする。

 

「言い訳」は、聞いている方も不愉快である。

「説得力は全くない」と断言しても良いと思っている。

言い訳は、ポジティブな何かを生み出することはないと考えている。

 

この名言により、「失敗を言い訳すること」が問題ではなく、「言い訳することが失敗」なのではないだろうかと思わされた。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • 物語風に書かれていて、読み易く感じました。
    誰にでも存在する「心のブレーキ」を外すことにより、色々な可能性を広げることができるという確信を得ることができました。

    「こんな喫茶店が実際にあればなぁ。。。」と思ったりもしました。



  • 「知る人ぞ知る」という存在に憧れてしまいます。

    メディアに露出している人ばかりに注目してしまいがちですが、実はそんなことはないように思わされる書籍でした。



  • 最近、仕事をしていて感じることが多々あります。
    その疑問のような感覚を解決してくれる書籍でした。

    余計なことを考える必要はないことを教わった気がしております。



  • 第1章の「ルール」についてが、一番参考になる内容でした。
    同じように、自分の「ルール」を定めてみました。

    定めた「ルール」通りに生活できているのか、自信はありませんが。



  • 今取り組んでいる仕事をどのように楽しくするかを考えながら、仕事に対するスタンスを改めようと思わされました。

    天命に逆らうことなく、精進を続けて行こうという気持ちになれました。
最近の投稿記事
  • 一事が万事

    投稿日:2020年07月21日(火)

    「気を付けよう。一事が万事だから。」 などのように、今まで、あまり良い意味で使用していませんでした。 「一事が万事。緊張感を持って行こう。」というように活用していた気もします。 が、必ずしも悪い意味ではなく、良い意味で活 […]


    本文を読む

  • 背負う荷物を軽くしてほしいなどと・・・

    投稿日:2020年10月22日(木)

    【 自己分析のための過去回帰。「進むべく未来」の先にある「約束の地」へ・・・ 】   「背負う荷物を軽くしてほしいなどと願ってはならない。背負えるだけの強い背中にしてほしいと願いなさい。」 第32代アメリカ合衆 […]


    本文を読む

  • 変化はゆっくり訪れる。

    投稿日:2020年11月29日(日)

    「変化はゆっくり訪れる。」 イギリスのミュージシャン ポール・マッカートニーの名言です。   「青天の霹靂」に驚かされることがあります。 突然の出来事を想定していなかったことによる驚きなのでしょうか。 &nbs […]


    本文を読む