過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ

投稿日:2021年04月28日(水)

冒険力




「過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。」

ノーベル賞受賞物理学者の名言です。

 

過去を引きずり、未来を願望している間に、今日が終わっていることがあります。

今日が過去になり、引きずるべく過去が増え、願望していた未来が遠ざかって行きます。

 

「いつか、良くなるだろう。」

「きっと今とは違う未来があるだろう。」

妄想に似た感覚を未来に抱きながらも、その未来が具現化されることなく、過去だけが増えて行くだけのような気がします。

 

「気が付いたら、半年過ぎていた。」

「気が付いたら、もう年末。」

時間が経過しているにも拘らず、イメージしていた未来に近付くことはなく、無駄に過ごしてしまった過去の時間を憂いてしまうのみ。

 

未来への希望は、今日の過ごし方次第で、ポジティブにもネガティブにもなり得るような気がしておりますが。。。

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

賢者ではないとしても、歴史という「過去」から学ぶ必要があるという確信がある。

自分の過去も、自分にとっては「歴史」と解釈して良いのではないだろうか。

 

どちらかというと、過去は憂うものなのかもしれない。

「あのとき、こうすればよかった。」

「あのとき、ああできた筈なのに。」

が、憂うことからは、何も生まれない。

憂うことにより、「過去」を「臭いもの」として扱い、蓋をしてしまう。

全く学ぶことができないのは、残念でしかない。

 

「今まで良いことがなかったら、これから良いことがあるだろう。」

「今まで良いことばかりだったから、これから先、悪いことが起こりそう。」

今、この瞬間、考える必要のない未来について、あれこれ考えてしまう。

「今、この瞬間は、あのとき考えていた未来ではない。」

未来のある地点で、初めてそれに気付くことになる。

 

「過去」と「未来」に縛られることにより、「今日」が、疎かになってしまう。

「今日」を疎かにしながら、時間だけが経過する。

もしかしたら、ほとんどの人が、無意識にそのような「今日」を生きているのかもしれない。

 

それで良いのだろうかと自問したとき、自分の中に様々な答えがあることに気付く。

 

自分自身でコントロールできる時間は、「今日」しかない。

「昨日」も「明日」も自分のコントロール下にはない。

だとしたら、自分自身でコントロールできる「今日」を「今日のため」だけに生きることが、賢明なのではないだろうか。

 

「今日のために生きる」ためには、過去を憂うのではなく、学ぶための要素として活用した方が賢いのではないだろうか。

「今日のために生きる」ためには、未来に希望を持ち続ける方が、賢いのではないだろうか。

 

この名言により、「今日のために生きる」ことは、「過去」と「未来」をどのように活用するかを問われているように思わされた。

 



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