ガレージセール

投稿日:2020年07月24日(金)

表顕力




引越は、気持ちをリセットしてくれるものであると確信しております。

住む場所を変えることは、色々な意味で、良い行動と考えて良いのではないでしょうか。

住み慣れた場所を離れ、新たな場所に慣れるまでの間に、沢山の発見があります。

また慣れてきたと感じるころが、新たな場所へ移る時期なのかもしれません。。。

 

新たな場所で、新たな生活を始めるため、引越を機に、長い間使用していた家具などを処分することがあります。

大型ごみに出したり、リサイクルショップに売りに行ったり。。。

愛着のあるものを処分することに、躊躇してしまう気持ちもありますが、思い切って。。。

一度捨ててしまうと、今まで捨てることができずに、執着していた気持ちを不思議に思ってしまうことが多々あり。。。

 

2005年1月。

「ガレージセール」のチラシを持って、近所のスーパーへ向かっていた。

売ろうと考えていた物は、「炊飯器」、「テレビ」、「ソファーベッド」、「テーブル」、「椅子」など。

 

当時のアメリカでは、スーパーに行くと掲示板が用意されており、近隣のコミュニティーの情報交換の場所として活用されていた。

僕は、日系のスーパーの掲示板を利用した。

お店の方に、許可のためのスタンプを押してもらい、チラシをを貼った。

 

最初の連絡が来るまで、長い時間はかからなかった。

最初は、日本人からの連絡だった。

結局、何人からの連絡があったかは、記憶していないが、ほとんどがアジア人だった。

テーブルと炊飯器は売れた。

が、その他は、売れなかった。

 

金額の問題だったのだと思う。

「相手の言い値で売っても良かったのではないか。。。」

後になってから、そんなことを思った。

 

「セドリ」とは違うが、それに似た、ちょっとした「商い」をしている感覚だった。

仕入れ値を考える必要はなかったので、売ることができれば、利益率の高い「商い」だったのかもしれない。

 

「自営業」のような商売をしたのは、あのときが初めてだった。

会社勤めやアルバイトとは違う取引をしたのは、初めてだった。

よって、右も左もわからず、売れ残ってしまったものが沢山あった。

売れ残ったものは、大型ごみに出した。

当時は無料だったのが、不幸中の幸いかもしれない。

 

今は、アプリを使って売買するのが主流なのかもしれない。

今後、「ガレージセール」を行う際は、デジタルで進めるのだろう。

今振り返ると、アナログな方法での売買は、良い経験となっている気がする。

良い経験として活かせば良いのだと思っている。

 

突然、あのころのことを思い出した。

日本に戻る準備をしていたころのことを思い出した。

何のメッセージなのだろうか。。。

 



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