諸君にとって最も・・・

投稿日:2021年01月15日(金)

冒険力




「諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。」

スイスの法学者 ヒルティの格言です。

 

何かを始めるとき、何から始めて良いのかがわからず、結局、何も始めることができなかったということが、どれだけの回数あったかを思い返してみました。

 

始めようと思ったことすら忘れていることがほとんどですが、幾つか思い出せる「何か」はありました。

何も始めることができなかった理由は、始める前から難しく考え過ぎていたからのような気がしております。

 

「食わず嫌い」により、始めようとすら思っていなかったことが、多くあります。

今となっては、「どうしてあのとき始めなかったのだろう。。。」と思うことばかりです。

 

「あまり難しく考えず、できることから始めれば良い。」と考えることができるようになったのは、最近のことのように感じておりますが。。。

 

何年も前に購入した飛行機のプラモデルを見つけた。

部屋を整理しているときに見つけた。

 

保管していたことすら忘れていた。

長い間、所有していたことを忘れていたもの。

本来であれば、整理の対象となるものだった。

 

折角、造ろうと思って購入したもの。

改めて、プラモデルに触れる時間を作ることを決意し、整理しなかった。

 

年末に、プラモデル用の工具などを購入。

毎日プラモデルの時間を作り、少しずつ進めて行くとにした。

 

購入したまま造らずに置いておいたプラモデル。

当時のことを思い出した。

 

プラモデルを造るうえで、最も重要であると考えているのが、塗装だ。

上手く塗装するためには、どうしたらよいのだろう。。。

そんなことを悩みながら、何もせずに時間だけが経過した。

 

まずは、動画配信サービスにて、プラモデルの塗装のやり方を勉強した。

簡単にやっているように見えるが、多分難しいのだろう。。。

そんなことを思いながら、一通りを学び、まずはやってみることにした。

 

「最初から上手く造れるとは思わないことにしよう。何度かやってみて、徐々にコツを掴んでいこう。」

そんなスタンスで始めた。

 

初めてのサーフェーサーを吹きかけたときのことを覚えている。

満遍なく吹きかけることができずに、ある部分だけ厚くなってしまった。

ティッシュでふき取り、再度吹きかけてみた。

やはり、ムラはあったが、最初よりは上手くいった気がする。

 

そんなことを繰り返しながら、先日、初めての作品が出来上がった。

初めてにしては、良い出来だと思っている。

そのうち、納得のいく作品を作れるようになるだろうという軽い気持ちで考えている。

 

難しく考えずに、「ともかく始める」ことで、色々なことを学べた。

始めて良かったと思っている。

 



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