美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ

投稿日:2021年04月14日(水)

創造力




「美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを見つけるんだ。」

オランダの画家 ゴッホの格言です。

 

人は、見た瞬間の印象で、人を判断してしまう傾向があります。

初対面の人に対しては、数秒で相手の印象を決めいていると言われているようです。

やはり、「人は見た目が9割」は正しいのだと思います。

 

「最初は、悪い印象だったが、やり取りを進めて行くうちに、良い印象になった。」

そんな話は、巷間よく耳にする話だと思います。

また、逆も然りなのでしょう。

 

そう考えると、第一印象は、必ずしも正しくはないような気がしております。

が、人はそれぞれの「色眼鏡」で相手を見てしまいます。

 

「第一印象」という色眼鏡を外さない限り、見えてこないものがあるような気がしておりますが。。。

 

人間関係には、色々な関係がある。

「関係」ではなく、「距離感」と表現した方が、わかり易いのかもしれない。

 

仕事上の関係。

友人関係。

恋愛関係。

それぞれ、「距離感」が違う。

 

仕事上の関係を通して友人になれるのか。

友人と仕事をするのは、良いことなのか。

昔、そんな禅問答のような話で盛り上がったことがある。

 

多分、どのような関係であっても、お互い、「美しい景色」を探し合いながら、関係を続けているような気がする。

一度、相手の「美しくない景色」を目の当たりにすると、関係が変化していくような気がする。

疎遠になったりするのは、変化の一つではないのだろうか。

 

人は皆、完璧ではない。

それでも、程度の差はありながらも、完璧を求めている。

故に、無意識だとしても、相手にも完璧を求めている。

ここでいう「完璧」は、「美しい景色」のような気がする。

 

相手に求める以前に、自分自身が、「美しい景色」を維持させていたいと願っているような気がする。

結果、何処かで無理がかかり、「美しくない景色」を露呈してしまうのではないだろうか。

 

「景色の中に美しいものを見つける」作業は、簡単ではない。

経験からも、無意識に「美しい景色を探している」自分を確認している。

 

そもそも、初対面の際のアクションが間違っているのかもしれない。

相手の印象を決めるための時間に余裕を持たせる必要があるのかもしれない。

 

どんな人にも、「景色の中にある美しいもの」が備わっている。

これを大前提として、色々な人と接点を持ち続けて行こうと思う。

「景色の中にある美しいもの」は、別の「美しいもの」を導いてくれるような気もしている。

 

この名言により、「主観」によって「美しい景色」を定義している自分自身を改めようと思わされた。

 



コメントを送信する


※すべて必須事項です

記事タイトル:
氏名*:
メールアドレス*:(半角英数)
コメント*:

記事検索
書籍紹介


  • 気持ちに波を感じる際、この本に目を通すことにしております。
    気休めだとしても、気持ちを穏かにすることができます。

    有り難く感じることが、沢山書かれている書籍です。



  • 様々な著名人へのインタビューから、参考にすべくことが沢山ありました。
    気にしなくても良いことを気にしまっている自分を認識することができました。

    結局、皆同じことをお話されているようにも感じました。



  • 今取り組んでいる仕事をどのように楽しくするかを考えながら、仕事に対するスタンスを改めようと思わされました。

    天命に逆らうことなく、精進を続けて行こうという気持ちになれました。



  • 物語風に書かれていて、読み易く感じました。
    誰にでも存在する「心のブレーキ」を外すことにより、色々な可能性を広げることができるという確信を得ることができました。

    「こんな喫茶店が実際にあればなぁ。。。」と思ったりもしました。



  • 第1章の「ルール」についてが、一番参考になる内容でした。
    同じように、自分の「ルール」を定めてみました。

    定めた「ルール」通りに生活できているのか、自信はありませんが。
最近の投稿記事
  • クラウド

    投稿日:2019年12月18日(水)

    「パソコンショップに行って、DVDを購入して、パソコンにインストールをする。」 10年位前までは、これが普通でした。 今でも、年賀状作成ソフトなどは、DVDからインストールする形が主流かもしれません。   「ク […]


    本文を読む

  • ビジネスライク

    投稿日:2020年06月09日(火)

    「覆水盆に返らず」 有名すぎることわざです。 一度起きてしまったことは、二度と元には戻らない。 理解できているが故に、「人間万事塞翁が馬」などの表現を使って、 「一度起こってしまって、もう元に戻ることはないけど、それは必 […]


    本文を読む

  • 常識で考えることが・・・

    投稿日:2021年02月27日(土)

    「常識で考えることがいかに不合理かを肝に銘じよう。常識とは多数派の理論にすぎない。」 日本の実業家 三木谷浩史氏の名言です。   世の中の常識は、いつも手強いものです。 そんな風に感じさせられる常識が、多々ある […]


    本文を読む